蒸気噴出孔の利用 気流タイル内での相変化を利用したタイプ
Oxygen Not Includedにおいて水は「植物の育成」「酸素の生成」「油井での原油の採掘」にと様々な場面に必要な重要な資源です。そして持続的な水を入手する手段として最もポピュラーな方法が蒸気噴出孔の利用になります。
蒸気噴出孔から噴出された蒸気を何らかの手段で冷却し、蒸気を凝固させることにより水を得ることができます。一般的には液体クーラーと蒸気タービンの組み合わせにより熱破壊を行いこれを達成します。
水を得る方法としては
①蒸気を液体クーラーで冷却し凝固させた水を給水ポンプで汲み出す
②蒸気タービンで蒸気で吸い、排水として水を得る
基本的にこの2つになると思います。
今回はこれらと異なる仕様の穴を突いたグリッジ的な方法で水を汲みだす方法です。
要となるのは気流タイル。その仕様を見てみましょう。
気体は通すが液体は通さないというものです。液体は通さないという性質からか水圧の影響を受けないため、無限液体貯蔵庫にも利用される便利なものですね。
さて、気流タイルはその名の通り、気体は通すんです。ではその気体が気流タイルの中で液体化してしまった場合はどうなるか?
「気流タイルの中では物質の状態は変わらない?」「それとも消滅してしまう?」
「正解は上のマスに押し出して液体の状態で現れる」です。
そして上のマスがタイルなどで埋まっている場合はさらに上のマスに移動します。
今回はこの仕様を利用しています。
<構築例>
動作の流れ
①間欠泉の近くに気流タイルを配置
②気流タイルの中に蒸気が入る
③輻射パイプを這わせ、入ってきた蒸気を冷却して水に変化させる
④水は気流タイルでは存在できないため、上へと押し出され貯蔵庫へ
<押さえておきたいツボ>
圧力超過
蒸気は次々と水に変化し、上へとそのまま汲み上げられる形となるのでそこそこの汲み上げる力はあります。輻射パイプの素材にもよりますが概ね噴出量8kg/s程度までであれば圧力超過を回避できますが、やはり限界があります。伝導率が最高であるテルミウムを使えばさらに性能は上がりますが、そこまでする必要は…。
パイプ破損
冷却する触媒水で問題ないですが、設定温度が高すぎるとパイプは破損に繋がってしまうので適切な温度管理が必要です。しかし設定温度が低すぎると電気の無駄。試した感じでは90℃くらいで良さそうです。(適当)
タービンの自己冷却
液体クーラーは概ね蒸気を110℃→98℃まで冷却しています。そこまで熱量はないのでタービンの排水でタービン自体の冷却をすることが可能です。
タービンは熱破壊量に応じて発熱も大きくなります。5吸気の場合は理論値140℃までは自己冷却可能ですが、安定してとなると135℃程度。そこまで温度は上がらないので節電の為に自己冷却の構成にするのがおすすめです。