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足湯で疲れをふっとばす(鉄板激うまギャグ)

金属火山の攻略 ボイラー室外タイプ シンプル構成

 金属火山の攻略におけるボイラー室外タイプの記事です。金属火山を真空下におくことで余計な場所で熱交換させず、意図した場所で熱交換をさせるのが目的。今回はその中でも自動化制御が少なめなシンプルな構成。

 

 金属火山を扱うのがまだ慣れていない人は金属火山の事前知識として下記記事を先に参照していただけると分かりやすいと思います。

 

<構成>

 ボイラー室内タイプよりも後々の変更が加えやすいのがメリット。ただし、この構成は蒸気タービンが常時稼働することを前提としているので、蒸気タービンはスマートバッテリーで制御しないように注意。

 金・銅・鉄の3つを合わせて紹介していきます。

 

<動作説明>

①金属火山の右側から垂れてきた液体金属はダイヤモンドタイルに落下し熱を奪われて凝固。

②固体化したあともダイヤモンドタイルにより継続的に熱を奪う

③奪われた熱は熱交換プレートによって素早くボイラー室へ伝搬。

④蒸気タービンにて熱破壊を行い徐々に金属を冷却される

⑤指定温度まで下がるのを温度センサーで検知し、この信号がONすると自動掃除機にて金属を回収しコンベアへ

⑥金属はボイラー室をぐるっと回り熱を搾りきってから冷却ゾーンにていい具合の温度まで下がって排出される

 

<押さえておきたいツボ>

・火山の左側の気流タイル

 液体金属を右側へ流したいので左側には何かしらタイルを置いて左側を塞き止めねばなりません。真空下での気流タイルは真空として扱われるので熱交換をしないため、銅鉱石製の気流タイルでも溶けずに誘導することができます。

 

 断熱タイルでもいいのでは?と思うかもしれませんがセラミック(融点1849.9℃)や火成岩(融点1409.9℃)の断熱タイルでは非常にゆっくりですが熱が加わり続け、いずれは溶けてしまいます。もし気流タイルがインチキ臭いから嫌で断熱タイルでやる場合は黒曜石(融点2726℃)の断熱タイルにしましょう。

 

・ボイラー室の水の量

 蒸気タービンの仕様上、なるべくボイラー室の温度が高い方が熱破壊の時間効率がいいです。

 金属火山が噴出する量に合わせて熱量を計算して水の量を算出するのが望ましいですが、そんな面倒な計算をするのは私くらいなので

 金火山:400kg 銅火山:800kg 鉄火山:1200kgを準備しましょう。

そして少なすぎで温度高杉ワロタだったら追加しましょう。逆に水が多すぎて温度低すぎワロタだったら減らしましょう。

200℃を超えるか超えないかくらいが発電量に無駄がないですが、結局液体クーラーがオーバーヒートしなければいいので220~250℃くらいまで上がっても気にしないのもアリ。

 

・複製人間の入室制限

 複製人間がアツアツの金属を持って行かないように入室制限はしっかりとしておきましょう。

 ちなみに空気式ドアを挟んで1マスなら複製人間は材料を回収可能です。

 構成例のような瓦礫の排出位置にしておけば「入室は許可しないけど冷えた瓦礫の回収は許可」ということができます。

 

・瓦礫の冷却用の液体

水でも原油でも石油でも。量も任意でOKです。

熱伝導率は水は0.609。原油・石油は2.000。高い方が熱交換しやすい。

比熱は水は4.129、原油・石油は1.690、1.760。高い方が温度変化が緩やか。

量は多い方が熱容量が増えて温度変化が緩やかになります。

 

・温度検知用の石油の量

 温度検知用の石油は1kgです。

理由は質量が少ない方が温度変化が起こりやすいので、反応がいいためです。

ここに200kgくらいの石油をぶち込んでいると、火山が噴火してダイヤモンドタイルに落下して固体化してすぐのアチアチの物を自動掃除機が運び出そうとしてしまいます。

(ちなみに1kgは展示台を使うと簡単に指定量を運べるので便利です)

 

・温度検知用の温度センサーの設定値

 瓦礫が冷却出来ているかを判別するための温度センサーですが設定値には注意が必要です。

 金火山の場合には熱量が少ないため1回の噴出サイクル内に125度まで冷却することは十分可能なので125℃未満の設定で問題ありません。

 しかし銅火山の場合には噴出量によって1回の噴出サイクル内で125℃まで冷却しきれません。そのため、125℃未満に設定していると次の噴火が始まってしまい、いつまでたっても金属を回収できなくなることがあります。

 これを解決するには、多少電力が無駄にはなりますが温度センサーの値を128~130℃くらいに設定しておくと噴出サイクルに改修が間に合うようになります。

 しかし鉄火山の場合にはさらに熱量が大きいので、追加で温度センサーの値を高くする必要がありますが、流石にそれでは電力が勿体ない。

 そんな場合は蒸気タービンの数を増やして熱破壊量を上げるのも選択肢です。特別な制御は必要ないので難しくはないですが、スペースが必要なのがネック。しかし蒸気タービンを増やせば125℃まで熱を絞り切るのは余裕で間に合うようになります。

 

<ちょっと改善>

・自動化掃除機の制御

 先の自動化制御では噴火直後の液体金属がダイヤモンドタイルにて固体化してすぐのアチアチのものを自動掃除機が運び出してしまう恐れがありました。石油を1kgにして温度検知の反応速度を上げる処置はしているものの、処理落ちなどの関係で確実に防げるとは言えません。

 そのため、固体化してすぐのものは確実に拾わないようにメモリスイッチとフィルターゲートを使って制御します。

 温度センサーはボイラー室内に設置。

 温度センサーから1つ目のフィルターゲートは誤検知防止用。2つ目のフィルターゲートは自動掃除機の一回の動作時間の設定用です。共に設定値は6s。

 温度が指定値まで下がってきたら6秒間指定値未満を維持すれば回収開始。そして6秒間自動化掃除機が動作します。その後、メモリスイッチによって自動化掃除機は停止し、再びボイラー室の温度が上がるまでは停止するようにできます。

 

 少し複雑にはなりますが自動化掃除機の誤動作を防ぐことができますし、石油を使わないことにより、何かの事故で酸性ガスが発生するリスクもなくなるのが魅力。


・瓦礫の冷却を加速

 瓦礫の冷却はなるべく熱伝導率の良いものの中を通すといいです。熱伝導率は一般的に常温で固体>液体>気体の順に良く、固体の中でも金属類はすこぶる良いです。そのため鋼鉄製の機械式エアロックを使うと中々便利です。

 よく冷却に使われるものの熱伝導率は水は0.609。石油は2.000に対して鋼鉄は54.000と桁が違います。

 機械式エアロックにしている理由は何かあったときや改修するときにぽちっとスイッチをONすれば壊さずに済むからなので、元から変更する気がなかったり、こんなのに鋼鉄使うのは勿体ない!という人はダイヤモンド製(熱伝導率80.000)の窓タイルでもOKですし、銅や金・鉄の金属タイルでOK。

 そのまま通すと大体排出時に60℃前後だったものがこの改造によって排出時に30℃近くにまで下げることができました。

 でも結局その後も冷やされるので、別にやらなくてもヨシ!

 

以上です!次は逐次発電にも対応したものを書きます。