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足湯で疲れをふっとばす(鉄板激うまギャグ)

金火山の攻略 ボイラー室内タイプ 蒸気量調節構成

 この記事で紹介するのは金火山をボイラー室内に設置する構成の内、ボイラー室の蒸気量を調節する構成です。

 

 前提として基本形の記事を参照していただくと分かりやすいと思います。

 

<注意事項>

 構成上、熱量の加算が正常に処理されないバグ発生する可能性があります。

当方の環境では等速or2倍速且つロード直後に発生しやすく、3倍速の場合では基本的に発生しません。

 当方のPCがオンボロのなので環境依存の可能性アリ。安全性を取りたいならばボイラー室外タイプの構成をオススメします。

 

<概要>

 蒸気タービンが常時発電では無駄になる電力もあるので出来ればコロニーの電力事情に合わせて発電をしたいところ。

 しかし、金属火山をボイラーに入れる構成では蒸気タービンが止まっているとどんどんボイラー室の温度が上がっていき、その状況が続けば内部の設備がオーバーヒートしてしまいます。

 

 蒸気タービンがしばらく稼働していなくてもオーバーヒートしないようにするにはボイラー室の熱容量を増やせばある程度猶予が出来ます

 しかしその反面、総発電量は同じでもボイラー室の温度は低くなってしまうので稼働時の発電力は落ちてしまいます

 

 これを解決するためにボイラーの熱容量を熱量に合わせて可変式にします。

 具体的には蒸気タービンの排水を液体貯蔵庫にストックし、排水を戻さないことでボイラー室の温度を高く保ちます。

 そしてボイラー室への排水は「ボイラー室が過熱状態で冷却の必要ある」or「ボイラー室の蒸気圧が低くなりすぎて高くする必要がある」ときに行います。

 この制御により電力事情に合わせた逐次発電にある程度融通が利き、なおかつ発電するときには高い発電力で動作出来るようになります

 

<構成>

・液体貯蔵庫

 蒸気タービンの排水は機械式エアロックの上においた液体貯蔵庫にストック出来るようにし、これで排水のON/OFFをコントロールします。

 機械式エアロックが閉じている時は排水をし、機械式エアロックが空いている時は排水を止めることが出来ます。液体遮断機でも排水のON/OFFの切り替えは出来ますが、機械式エアロックでの制御は電力が必要ないのでこの構成にしています。

 

 また、液体貯蔵庫は真空中に置くと熱交換しないという仕様を利用し真空下に設置しています。熱漏れも防げてタイルなどの設備の材料のコストをカットできます。

 真空にしない場合は95℃の排水を貯めるので液体貯蔵庫は金アマルガム製以上で作る必要があり、周りを断熱タイルで囲う必要があります。

 

・機械式エアロックと液体貯蔵庫による排水の制御

 機械式エアロックの制御はボイラー室内の温度センサーと気圧センサーによって制御します。液体貯蔵庫はLow activeの動作ためセンサー2つの信号をNOTゲートを介して接続し、どちらか片方が条件を満たしたときに排水が出来るようにします。

 

 気圧センサー・・・ボイラー室の気圧が5kgを下回ってくると1回の噴火での温度上昇が高くなりすぎるので、温度に関わらずボイラー室の気圧が5kg以上になるまで排水を注入する。

 温度センサー・・・噴火時に温度が200℃以上になったら200℃を下回るまで排水をボイラー室へ流し冷却し、200℃未満を維持する。

 

 このように噴火の熱量に合わせてボイラー室内の蒸気の量を変えることでなるべく高温を維持して蒸気タービンの発電力を高くすることが出来ます。

 

・液体ブリッジ

 液体貯蔵庫からの排水はなるべく液体ブリッジを使いながら排水溝まで引いています。液体ブリッジは入力マスから出力マスへ一瞬でワープするので距離がある場合にはブリッジを介して接続すると液体貯蔵庫から出た水が排水溝から出るまでのタイムラグを軽減してくれます

 

・蒸気タービンの強制稼働

 コロニーであまり電力を使わないとボイラー室の熱は溜まり続けます。温度が閾値を超えると液体貯蔵庫よりボイラー室へ排水が供給されるのですが「液体貯蔵庫内の水が全部なくなる」=「それ以上ボイラー室の熱容量が増やせない」という状況と判断できます。

 液体貯蔵庫の中身がなくなったら強制的に蒸気タービンを稼働させ設備がオーバーヒートしてしまうのを防ぎます。

 

・準備する水の総量

 ボイラー室の蒸気が150kgを超えてしまうと金属火山が圧力超過になり、噴火できなくなってしまうので蒸気のマスx120kgマスを目安にトータルの水の量を準備しましょう。

 画像の構成であれば準備する水の量は蒸気のスペースは9x4=36マスなので36マスx120kg=計4320kg。初めにこの分の水を液体貯蔵庫に突っ込んでから手動で気圧センサーの設定を弄って200kg程度をボイラー室へ入れてやればOK。

 稼働開始時はボイラー室内は真空。気圧センサーは真空中だとガンガン水を入れ続けてしまうので蒸気になるまではON信号を出させないように注視しましょう。

 

・自動掃除機の制御

 ボイラー室の温度が運用状態によってバラバラなので温度による制御ではなくサイクルセンサーによる制御を行います。active1%もあれば一日1回、1回分の噴出分を纏めて運びます。

 


・コンベア温度センサーの設定

 コロニーの電力事情に合わせてボイラー室の温度は変動するため、噴出がされ次第しっかりと125℃まで絞り切ってから金を排出というのは難しいです。125℃まで冷却したいのであれば電力事情をメインと割り切って休眠期に入手できればOKの気持ちで。

 

 活動期でも改修したいのであれば、元の温度が2625℃と考えると125℃も200℃も大差なく十分熱を取り出せていると考えてコンベア温度センサーの値は200℃未満にしたり、コンベア温度センサーをシグナルスイッチに変えて、欲しいときだけ手動でセンサーをONにして排出してしまうのも手。

 コンベア温度センサーと遮断機でコントロールではなく、コンベアメーターを使うのも選択肢の1つです。ユニットの単位を1kgにして排出すれば熱容量が更に小さくなるのでボイラー室を出る頃にはボイラー室と同等の温度になっています。

 

 

<最後に

 初めの水を入れる量を「蒸気のマス×120kg」で簡単に計算できるので、いちいち悩まなくていいのは結構好き。あまりこの構成を見かけない(というより自分以外で類似の事をやってる人を見たことがない)のは、結局ため込める熱量がそんなに多くないからだと思います。金火山の発電量は大きくないのでそこまで頑張って制御しなくても・・・と言われたらぐぅの根も出ません。