liquid-phaseのブログ

足湯で疲れをふっとばす(鉄板激うまギャグ)

変圧器についてのメモ

電力変圧器・大型電力変圧器についてのメモ。

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基本は高圧電線を上側に、低圧電線を下側につなぐ。配線系統が分かれることにより低圧電線に過剰電流が流れるのを防ぐ。

これにより居住区ではタイルを通せず装飾値のマイナスが大きい高圧電線を使わず、配線に融通が利き、装飾値のマイナスのない低圧電線を居住区で使うことが出来る。

 

基本情報 (プレイヤーズノートから抜粋)

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・電流流失について

 バッテリーの系統の設備は充電されている状態において電力の使用有無にかかわらず電力が僅かに消失してしまう自然漏洩が存在する。

 バッテリー:1kJ/cycle=約1.7W

 大容量バッテリー:2kJ/cycle=約3.3W

 スマートバッテリー=0.5kJ/cycle=約0.8W

 変圧器も小型ながら電力容量を持つ設備なので超小型のバッテリーとみなすこともできる。そして電流流失はゼロ。(これは動作状態のみで変圧器は自動化制御で動作のON/OFFの切り替えが出来、非動作状態の時には2kJ/cycle=約3.3Wの損失がある)

 

 そして変圧器は他の設備同様に動作時には設備からの発熱がある。つまり変圧器は

 動作時は「無電力で熱を生み出す」

 無動作時は「何も生み出さず電力を消費する」

というちょっと変わった設備である。

 

 無電力で熱が生み出せる。そして熱があれば蒸気タービンを回せる。つまり資源を消費せずに電力を生む出すことが出来る。すごい。実際にやってみる。

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 ・・・・・・待てど待てども発電は始まらない。それもそのはず。自然発熱の量がものすごく小さい。しかし無電力で発熱できるので数を増やせば熱量の問題は解決できる。

 どれくらい必要なのかを計算してみます。発電の目標を蒸気タービンが自己冷却できる約300W程とすると蒸気の温度は135℃を目指す。

 

蒸気タービンの排水2kg/s 95℃を135℃まで加熱するのに必要な熱量は

比熱x質量x温度差

=4.179((DTU/g/)℃)  x 2000 g/s x (135-95)℃

=334320≒334 kDTU/s

となる。変圧器は1台当たり1kJDTU/sの発熱をするので

334台の変圧器を準備すれば約300Wの発電が出来る計算になる!!!!!

 

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 いくら無電力といえどとんだ産廃である。縦18台×横18台にずらーっと変圧器を並べてパワーは人力発電1台にも満たない。しかも熱漏洩を加味していないので断熱材やらをたっぷり使ってようやく辿り着く理論値なので実際にやるともっと発電量は少ないことになる。

 

 ただこの考えたことが全て無駄だったかというかというとそうではなく、蒸気噴出孔の攻略で今回の「変圧器が無電力で熱を生む」という利用先が生まれました。色々考えてみるもんですね。お時間あれば覗いてみてください。

liquid-phase.hatenablog.com

お付き合いありがとうございました。

以上。